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3月  Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2002年3月分】
今月の実食数 ラーメン 25杯 (新規店 12店)
蕎麦 10杯・うどん 10杯
今年の実食数 ラーメン 73杯 (新規店 32店)
蕎麦 33杯・うどん 18杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(7杯)
元がんこ三田(2杯)、八島醤屋
ぺーぱん旭王
【おいしかった】
(15杯)
一休軒とりとん亭三八ラーメン本店
なりすえ一休軒本店魁龍小倉本店
池谷精肉店元楽銀座集来宝華立川
わかばしむらのりや天下一品歌舞伎町
火熊家
【まあまあかな】
(3杯)
潘街粥麺家康竜新宿くしま 
【もう行かない】
(0杯)
 



3月31日(日) 讃岐うどん

 日記を読んで頂いている方々はおわかりでしょうか、ラーメンだけでなく区内の讃岐うどんのお店もゆっくりながら実食している訳です。しかしながらお店を後にしていつも思うのは「純手打ちさぬきうどん イーハトーボ」って素晴らしいお店なんだなぁ〜と再認識することしきり。

 とは言え今年に入ってからお店に行っておらず、割引券も昨年末までの有効期限が切れてしまった状態。早く行かなくてはと思っていたのと、ちょうど先日の飲み会で話がまとまったこと。加えて3月29日に圏央道が延長され、新たにできた日の出ICが自宅から近いので、高速にのるまでの時間が30分から5分に短縮され関越道が身近になったのも追い風。

 鶴ヶ島駅で知り合いと合流し、時間があるので一般道を1時間。花園ICから車で10分ほど走った目立たない場所にあり、特にお店への小路を見逃すとまずたどり着けない場所にある。何度か来ているのでもう間違うことはないが、最初は本当にここなの?、と驚いたものだ。事前に人数・玉数の予約が必要なので行列ができていることは見たことがないが、確実な固定客が付いているようだ。

 予約は女房殿と2人で3玉なので、生醤油うどん(冷やし、280円)、生醤油釜上げ玉子うどん(通称釜玉、340円)、だしかけうどん(あつあつ、350円)と杏仁豆腐デラックスセット(350円)。価格はいずれも消費税別ながらこれだけ食べて1400円弱と驚くほど安い。

 まずはだしかけのあつあつ。つゆを数口すすると・・・いつもながらじゃこが効いているののは良いが、加えて生姜の風味が強く出ていて以前と違う。ひやひやのつゆと比べるとかなり違和感があったのは残念。ご主人に聞けば季節により微妙に味付けを変えているとのことらしいが、これには「?」だった。それを除けば温めてあるのにここまでのコシとツルッとした喉越しがあるうどんは流石だ。

 次の釜玉・・・は女房殿に全部食べられてしまった。(^^ゞ まあ、それだけレベルが高いということなのだろう。生醤油の冷やしは薬味のネギ・おろし生姜がトッピングされているだけで、添えられたレモンを絞り、お好みの量の生醤油をかけて食べる。(自分は生姜が合わないと思っているので取り除く。) 温かくてあそこまでコシが強いうどんのこと、冷水で締めると容易に噛みきれないほどの硬さがある。はじめて食べたときの驚愕ほどではないが、何回食べてもその押し返してくる歯ごたえには新鮮な印象がある。

 味見させていただいた新メニューのおろし味噌せいろう、自分は味噌味で食べるうどんが得意ではないので好みではなかったので、500円というこのお店としては強きな値段にはやや疑問があった。杏仁豆腐デラックスセットは、牛乳の中に杏仁豆腐とアイスクリームをあしらったもの。こちらも甘い物が苦手なので何とも言えないが、特筆するものではなかったような、、、。

 今回食べた中で一番好みだったのは、あつあつの麺と味見させて頂いたひやひやのつゆかな。東名川崎IC近くに出来たというセルフのお店に行きたくなった。


 その後自宅近くまで戻るのは1時間と便利になったことを実感して「太公望」でちょっとまったり〜。イーハで2玉+天ぷら類を食べた知り合い達を残して先に帰宅したが、そのうち1人は至近距離にある「池谷精肉店」でつけ麺(200g)を食べたというから自分には想像を超えた人である。



3月30日(土) 地元のラ

 宿題店減らしのため武蔵村山の「熊本ラーメン 火熊家」へ。昨年10月オープンし修業先は相模原・淵野辺の「大石家」で、同じく熊本の荒木製麺直伝の麺を踏襲しているのだろうか、お店の奥には製麺機が鎮座している。駅から遠いハンデを克服するかのように1Fが10台以上の駐車場になったピロティ形式の建物は元蕎麦屋だったらしい。ラーメン専門店としてはかなり余裕があるキャパを持ったお店になっている。

 メニューはラーメンのみでトッピングが各種あるのみと一球入魂の姿勢が伺い知れる。食べたのはラーメン+煮玉子増し(650円+50円)。この「増し」というのに気づかなかった。デフォで半分入っているので丼の中には煮玉子半分×3個が入っている。自分の理解力が不足しているのかなあ、でも同様のオーダーをしている人もいたので、そうとも言い切れないようだ。

 やや透明感のある白濁のスープは、豚の豚の頭骨だけを使用し16時間かけていると蘊蓄に書いてある。啜ってみると豚骨臭は皆無で、ニンニクなどの香ばしい風味が心地よい。味付けも濃すぎず丁度良いのだが、後半まで持続する引力がやや弱いのだろうか飽きてくる。麺はやや細めのストレート。硬めながらコリコリ・モチモチでもない歯切れが良いタイプで、スープとの相性は良いと思う。


 その後、車の走行距離が3000kmを超えたのでディーラーに顔を出して営業担当とダベリング&オイル交換。格安だったが値引きが大きかったようで粗悪品ではないだろう。



3月28・29日(木・金) う・ラ

 昼は GINZA NINE 3号館にある「讃岐手打ちうどん 四五久」へ(初)。カウンタ9席のみの小さなお店で、メニューはもり・かけが550円から、揚げ物は天ぷらのみのようだ。食べたのはきつねうどん(680円+税)。透明感がありエッヂの立ったうどんは見た目はイイ感じで食感もまあまあ。つゆは幅広に刻んだ甘めのきつねとつゆを煮込んでいるようで、香りはきつね・味は甘めになって本来の風味が良くわからない。頼んだメニューが間違いだったのかも。


 夜、会社を出てどこに行こうかと地下鉄に乗ると、知り合いとバッタリ会う。なんでも博多日帰り出張から帰る途中なのだそうだ。常連さんが夜の部を堪能しているらしいので、「旭川らぅめん 旭王」に合流する。

 ビール・日本酒などやチャーシュー・味付け玉子・枝豆・・・で一杯。シメにつけ麺(醤油・半分)。何度も来ているけど実はつけは初。苦手な酸・辛のつけ汁を使っているのが一般的なので敬遠していたからだ。しかしこのお店は違って、醤油らぅめんの濃い醤油味と魚系の風味を踏襲したもの。冷水で締めた麺との相性もとってもイイ感じ。もっと早く食べておけば良かった。


 金曜日は社の飲み会で盛り上がり、帰り際に「天下一品 歌舞伎町店」お店のHPにもあるように全国各地に支店がある。食べたのはラーメン・コッテリ。飲んだ後というせいもあるのかあっという間に麺がなくなる。こんなにレベルが高かった? アルコールが入っていたとしても、鶏・野菜などを素材とした強い粘性があるスープはなかなかだった。



3月27日(水) そ・ラ

 自分だけだろうか、サラリーマンにとって年度末は師走より忙しい。新店には全く行くことができず、ランチタイムは生玉子が無料となるもののすでに終了している会社近くの蕎麦屋にて鶏南そば(700円)。味・ボリュームはまあまあ。お勘定時に女将さんから「今ごろ昼食?」と聞かれる。そうだと答えると「大変ねぇ〜、あまり無理しちゃダメよ」との暖かいお言葉を頂く。上司に聞かせたいくらいだ。


 夜は「和歌山らーめん のりや 東京店」にて中華そば(630円)。最近増えてきたけど1万円札が使える自販機はまだまだ少なく、小銭がない時は重宝する。

 今日のスープは味付けもそうだがダシも薄い。粘性があるのでエキスは抽出されているようであるが、どうもしっくりこない。一番最初に大井町で食べたときは感動ものだったが、それと同じ味には思えない。好きなお店なのでがんばってほしいものだ。



3月25・26日(月・火) う・そ

 年度末の繁忙&夜の送別会続きで「ラ」は全く食べられず2日まとめてアップ。(2店とも田町。)

 昼に先日から気になっている「一蕎」に行くと暖簾がでていない。営業時間が書いていないので詳細は不明だが、店先に掲げられたお品書きによると夜だけのお店のようだ。

 その次に気になっていた「饂飩 四国 田町店」へ。存在は知っていたもののチェーン店のように見えて敬遠していたので初来店。メニューを見ると、あつあつ・ひやひや・ひやあつ550円、生醤油600円、釜揚げ・釜玉 650円、ぶっかけが680円〜 と各種取りそろえてある。

 かけうどんではなくあつあつと書いてある讃岐っぽさにそそられ、食べたのはそれ。極めて薄目のつゆに丸みを帯びたうどんとの組み合わせで、具・薬味などは一切入っておらず、卓上の揚げ玉・青ネギ・おろし生姜・七味唐辛子・白ゴマを好みで入れるようになっている。つゆは鰹節・じゃこの風味が良く出ており、塩加減もちょうど良い。なめらかなコシをもった麺もなかなか。もっとファミレスっぽい味かと想像していたのでちょっと意外。やはり実際に食べてみなければわからないものだ。


 もう一軒は「蕎麦 一心 たすけ」。最下価格がもり・かけが250円というスタンド店で、食べたのは天せいろそば(380円)。いつぞやの日記にも書いたが揚げ物を数種類からチョイスする方式で、今回はかき揚げにしてみた。揚げてから時間は経っているものと推測されるが、サクサク感は残っていて、ボリュームがあるのに油のくどさがないというなかなかの上物。麺は生麺を茹でて冷水で冷やし、もり類はそのまま、かけ類は湯がいて器に盛るスタイルで、蕎麦の風味豊か・・・とまではいかないが、価格の割には歯ごたえともどもしっかりとしている。

 ここまでは従前の印象どおりで良いのだが、つゆが個人的な好みと合わないのも同じ。和風系の素材も使用していると思われるが、どうも雑味が感じる違和感がある。これさえ良ければスタンド店としてはかなりレベルが高いと思う。隣の人がオーダーしたあなご天そばは、オーダーを受けてから3分待つことを了承の上で作り始め、揚げたての熱々&サクサクのようで美味しそうだった。



3月24日(日) 地元

 遠方から友人達が地元・あきる野にやって来るのでお出迎え。まずは元「一番」。3月7日の日記に『ウワサによるとラーメン店らしからぬ名前になるかもしれない』と書いたが、看板はまだ掲げられていないものの白い暖簾に店名が書かれるようになった。新店名は「池谷(いけや)精肉店」という。

 一番時代に比べて営業時間や定休日が変更となったようで、開始時刻が11時半になった。自分のHPを見て11時開店に間に合うように集合していたため開店時間まで間がある。多摩の蕎麦本を見ていたある方が、ラーメンの食べ歩きの前にうどん店に行きたいとのことで、羽村の「讃岐うどん 一心」にて月見うどん(350円)。従前食べた際よりもダシの風味が強くなりつゆが良い方向になっている。麺は以前と同じくしっかりとしたもの。コストパフォーマンスの良さも讃岐っぽくてマル。

 あきる野チームも食べ終えたので2店目、河辺(住所は青梅)の「つけそば屋 麺楽」で合流。(自分はパス) すると、偶然知り合いに会う。いやはやここまでチェックに来るとは恐れ入った。なんでも店内でご主人に顔バレしたそうで、HPのみならずTVもチェックしているのね。(^^ゞ

 自分は一旦皆さんと別れてオーダーしておいたホイルを取りにカーショップへ。標準で215/55−17のタイヤにアルミが付いているのだが、ホイルのデザインがどうしても気に入らないので夏タイヤに戻すのを期にこんなのにしてみた。(サイズは17×7.0JJでオフセットは+50) ボディカラーとのマッチングはシルバーより良いと思う。

 その後「太公望」で長時間まったりとしている方に同席させてもらう。ラーメン店には普通置いていない肴をつまみながらゆったりだべる。ラーメンの具では玉子がトロトロの黄身の半熟になり、個人的にはこちらの方がかなり好みだ。・・・が、結局ラーメンは食べずに終わり、うどん1杯と自分だけはラーメンの食べ歩きにならず。(^^ゞ



3月23日(土) 横浜

 山下公園の脇にあるマッカーサも宿泊したことがあるというホテルでの結婚式に女房殿が出席するということなので送迎を申し出る。もちろん待ち時間は新横浜ラーメン博物館で暇を潰す予定なのだ。自宅からは60kmしか離れておらず時間的に余裕を持って3時間前に出発したにもかかわらず、一般道が超混雑していてギリギリに到着。そこから新横浜まで移動するのも随所に渋滞があり時間がかかった。

 土曜のラー博、夕方の中途半端な時間なので空いているだろうという予想はもろくも崩れ、お目当ての「八戸麺道 大陸」は70分待ち。本店と比較したかった「久留米ラーメン 魁龍」は20分待ちと、比較的待ち時間が短めだったので入館しても良かったのだが、入館するための行列が出来ているのには閉口。15分ほどと短めらしいが、突然降り出した雨の中で傘は貸してもらえるものの、ラッシュ環境から逃避したかったのだろうか、どうしても並ぶ気にならなかったのであっさりと断念。


 横浜には種々新店もあるが、イチ押し!のランク付けをしながら、5年というブランクをあけてしまった吉野町の「ぺーぱん」にしてみる。旭川ラーメンが首都圏で認知されるための草分け的存在のお店だ。地元の「天金」の姉妹店でもあるので系統としては藤原系となる。

 夜の営業時間開始である17時半ジャストに到着すると、既に7・8人の列があるが開店と同時に着席できた。食べたのは前回と同様に正油ラーメン(600円)。明日以降に提供するために仕込んでいる数本の寸胴が並び、グツグツとエキスを出しながらの準備中。女将さんの湯切りも従前どおりの様相で、変わってほしくないところは以前どおりのようだ。

 スープを数口啜って、、、あぁ〜この味だね!と納得する。動物系素材だけでどうして濃厚ながらここまでクセがない仕上がりになるのだろうか。濃いめの醤油味ながら表面の脂と相まって、まろやかさは以前よりも洗練されているような気がする。

 同じ旭川ラーメンを銘打っていた四ッ谷の某店との格差は歴然。女将さん&ご主人に敬意を表しながらお店を後にした。近くにあれば間違いなく頻繁に通ってしまうお店だろう。



3月22日(金) 初セルフ

 ちょうど良い場所・ちょうど良い時間にランチタイムとなり(とした?)、「うどん茶屋 めんくい」@浅草橋へ。さぬきうどんの、それもセルフ店とのこと。正確には基本は一般店で、平日の11〜14時のみがセルフとなる。価格も異なり、通常は温ではかけが300円、冷では冷しと生醤油が400円が最下価格のところ、セルフタイムは1玉200円になっている。

 実はセルフ店初体験で要領が良くわかってないものの、そこは「恐さぬ」5巻を読破した知識だけはあるのでだいたい想像がつく。行ったことのない人のためにも詳細を書くと、、、。
・お盆をとって麺を頼む。「温かいの/冷たいの」を選択。大盛りはないが2玉は可。冷たい場合は、もり/かけを指定する。(容器が違うから) 麺は茹でてあり冷水で締めてあるので、冷はそのまま、温は湯がいて丼に入れてくれる。
・お盆を持って右サイドに移動し、揚げ物数種(1品100円)やいなり(50円)を勝手にチョイス。
・右に移動してつゆをかけてもらう。熱い・冷たいつゆを選択、もりの場合はつけ汁となる。
・さらに右にシフトして薬味(天かす・青ネギ・長ネギ・鰹節・刻み海苔・生姜・白ゴマ)をトッピングしてお勘定。
・席(テーブル席6〜8×4つほど)に移動して食べる。

 ご当地讃岐のセルフ店では、自分で麺を湯がいたり、裏の畑から葱を取ってきて刻まなければならないお店もあるようだが、そこまで難解ではないものの首都圏ではセルフのお店はほとんどないので馴れていない人も多く、中には注文だけして着席してしまう人もいる。

 食べたのは、ひやひや(1玉)+ごぼう天+青ネギ(200円+100円+0円)。極めて透明で薄目の醤油色をしたつゆは、ダシの風味は弱めでじゃこは皆無。ちょっと残念だが雑味もないので違和感はない。うどんは見た目エッヂが残っている割りにはコシが強くなくてソフトな歯ごたえと、ちょっと肩すかしをくらったが「いきいきうどん」よりは良いかな。

【お店の情報】
うどん茶屋 めんくい  (台東区柳橋1−26−1 03-5825-2609)
住所:JR総武線・都営浅草線 浅草橋駅 東口を出て総武線のガード北側を隅田川(東)方面に直進した左手、徒歩5分。
営業時間:平日11〜20時、土曜日11〜15時 (平日11〜14時はセルフ)
定休日:日曜日・祝日


 夜は癒したい気分だったので「支那そば 八島」。昨日のベスト99で紹介されて混雑ぶりが気になったものの、下位で放映時間が短かったためか影響はほとんどない様子。自分の中ではベスト10に入るお店なので、上位に紹介され行きづらくならなくて良かった。ちなみに1位の「大喜」は70人以上の超長蛇の行列となったようだ。

 知り合いがいらっしゃったので同席させていただき、生ビール+黄八丈ロック+つまみいろいろ、、、で、酔っぱらってしまいラーメンは食べられず。(^^ゞ でも癒し度120%でやっぱりこのお店は居心地が良い。



3月21日(木・祝日) 地元のラ

 瑞穂の「麺や しむら」というお店に行ってみる。ここはインターネットでも情報がほとんど出ていないのではなかろうか。今年2月オープン?したお店で、地元の方からDMを頂いていた宿題店である。場所・営業時間・定休日の情報が正確なのは本当に多謝である。そのため難なく到着できたが街路樹の陰に隠れているので、ラーメンののぼりや立て看板がなければ見つけにくい。同じ瑞穂で多摩の蕎麦本に紹介した「花蕎麦」(そばよし)と同様、住宅地の中に忽然と現れる自宅改造型(兼用型?)のお店だ。

 入店すると昼過ぎながらカウンタ10席とテーブル席は満席で、ちょうどテーブル席が空いたのでそこに座るも、次々とお客さんが来店する人気店のようだ。メニューによると味は、いしる仕込みの醤油・和風の塩・昔味の味噌の3種(+赤丸とんがらし麺の4種なのかな?)で、トッピング数種とチャーハン・餃子があるラーメン専門店と言って良いラインナップ。

 入口に「みそラーメン650」とあるものの、食べたのは醤油味であるラーメン(500円)と女房殿は塩ラーメン(550円)。見た目は薄目の醤油色でスープはやや濁っていて、表面を覆った多めの油が醸し出す香ばしい風味が特徴的である。お店ご推薦の味噌にもこの油が浮いているとしたら面白い味かも知れない。

 スープを啜ってみるとダシの風味が前面に顔を出してくるタイプではないが、動物系+野菜類と思われる淡いダシの風味と油の香ばしさが良いバランスを保っている。味はメニューにあるとおりいしるを使用しているのだろうが、そのクセは感じられず通常の醤油との違いはわからなかった。

 麺は縮れ度合いが強く、比較的柔らかめの茹で方ながらモチッとした食感が残っているソフトな食感で、同様に柔らかいスープと合っている。具は薄味の肩ロースチャーシューと柔らかいメンマ、小さなノリと少量のネギとシンプルな構成ながら、トータルバランスが良いと思う。味見した塩は味付けは異なるが基本的には同じ様な印象だった。

 味そのものではないが気になった点としては、ご夫妻?で切り盛りしているのだが、両人とも料理をこなしながらホール・洗い物を兼担しているためか、麺茹でをしない時間帯が多くて待ち時間が長くなりがちのようだ。座ったテーブル席の片づけも中途半端でなかなか拭いてくれない。手が廻っていないので、人員を増やさないのならばテーブル席は撤去した方が良いだろう。


 話題は変わるが、瑞穂と言えば13日にオープンしたというショッピングモール。なんでも西東京最大なのだそうだ。となれば当然飲食店も入っているだろうと行ってみる。西友系らしくLAVINと専門店が分かれて配置されており、飲食街は専門店側の1F。

 フードコートと名前はカッコイイが、中央にお店を配置して全て自販機制。その周りにテーブル席を配置したセルフコーナーである。オープンしたばかりということもあって混み合っており、加えて家族連れが多いためゆっくり食事という雰囲気ではない。その様相だけでイメージするのはスキー場の昼食ですかね?

 麺類のみチェックしてきたので掲載しておきます。
 実は「しむら」の実食前に行ったのですが、食べる気にならなかったです。(^^ゞ

 上記コーナーの他に個店は3つあり、回転寿司・イタリアン・中華で、中華は紅虎餃子房。昨日の日記のお店もさることながら、際コーポの中島社長はここまで進出してきました。万豚記とは違って中華料理店を目指しているようで飲茶や一品料理も各種あり。麺類単体でも800円オーバーとかなり強気の価格設定ながら20人ほどの行列。

 どこへ行くかは個人的な好みにお任せいたします。(^^ゞ



3月20日(水) う・ラ

 昼はいきいきうどんでえびかき揚げうどん(270円)。一応全部のメニューを食べてみようかと思っていたのにこのメニューは既食だった。(^^ゞ 具から染み出てくる油のせいもあるだろうが、今日のダシはいつもに比べて薄い。この味なら電車賃をかけてまでくる必要はないレベル。(定期券があるから来るんだけれど、、、)

 営業時間が若干変わり、平日は2時間延長され19時までとなり、第1・3・5土曜日は15時までに短縮されていた。


 遅くなった夜は「元がんこ三田」にて中華そば・アッサリ・やや薄(700円)。お客さんがいたので聞かなかったけど、見た目醤油色が濃くなり、味の方もシャープさが増しているような気がする。牛骨を使用しなくなったことで醤油ダレやスープに工夫を加えているのかも知れない。


 慶応仲通りを田町駅に向かう途中、脇道から見える工事中の建物に「万豚記」の看板が掲げてあったのでそのうちオープンするのかもしれない。それよりも気になったのが至近距離にある「一蕎」(いっきょう)という小綺麗な蕎麦屋さん、蕎麦は北海道産で石臼挽き二八・十割で夜は飲みも可。とりあえず昼の蕎麦から食してみようと思う。

(追記)昼はやっていないようだ。



3月19日(火) 地元のラ

 本日はラッキーなことに自宅にほど近いところ(実際は「火熊家」の方が近いが、)で仕事。地元の新店に行くには絶好の日である。いくつも未食店がある中で想像しづらい味だった羽村の「中華そば わかば」にしてみる。外観はほとんど普通の民家で、ノボリがなければ瑞穂の「松屋」のような様相である。入店するとやっぱり民家を改造したようなコンクリ打ちっ放しの床で、心地よい和風系の香りがただよっている。メニューは壁にあるのみで中華そば・大盛り・ビールのみと超シンプル。

 食べたのは中華そば(500円)。やや濁った薄目の醤油色のスープには揚げネギが浮いている。風味は動物系のダシは控えめで煮干し・節系の和風の香りがする。この手のスープにありがちなのは、表面の油が多め、または乳化させたコッテリベースのスープに和風魚系を合わせることによってバランスを保ったり、または、揚げネギの風味に頼るお店もあるようだが、ココのスープはそのどれにも該当しない。

 表面の油がほとんど皆無のピュアなスープ+醤油ダレのようで、一見物足りなさがあるかと思いきや強すぎない和風の風味が最後まで持続しながらコクが増していく印象。揚げネギがあくまで脇役に徹しているのにも感心。温度が熱すぎないのもマルと、かなり研究されたスープだと思う。

 合わせる麺は硬すぎないがモチッとした食感が残っており、まろやかな醤油スープとの相性が良く、具の方ではしっかり味の肩ロースチャーシューはフレッシュな肉の風味が残っている上質のもので、見た目にだまされそうな一杯だった。

 最近多摩方面にオープンするお店はレベルが高いなあ。


 帰宅途中、福生田園通りを走っていると、「でんぼり」「韋駄天」のすぐそばの「孫六」の店先に花輪が飾ってあった。元々あったお店ながら営業しているのかどうかわからないような様相だったが、最近リニューアルしたのかもしれない。またもや宿題店が増えてしまった。


 話は変わって、夕方放映のスーパーニュース、「流行先取り!ブームの源流」コーナーによると、広島では激辛つけめんがはやっているらしく、地元の「流行屋」、「ばくだん屋」と、「からいけん」@中野が紹介されていた。また「バカうまラーメン 花の季」のチェンピンも紹介されていた。



3月18日(月) う・ラ

 昼は飯田橋。時間がなかったので偶然見つけた「さぬきうどん 三升」(千代田区飯田橋4−5−16)というお店に入ってみる。夜用につまみも各種あるようだ。

 うどんは温ではきつね・冷ではもりが最下価格の550円で、食べたのはかき揚げうどん(700円)。透明で薄い醤油色のつゆは際だった香りがなく、残念ながらじゃこの風味もしないさっぱりとしたもの。うどんは網を使い目の前の釜で茹で上げている。茹でたてのはずなのだがコシが弱くモチモチさの歯ごたえもない。かき揚げは海老が数個に玉葱など野菜の一般的なものだった。


 夜はとらさん会議室に書き込みがあった戸越の「宮崎ラーメン くしま」に行ってみる。入店するとご主人&女将さんの元気な声が響く。卓上にはたくあんがおいてあり、なるほど宮崎っぽい。もう一つ緑色をしたペースト状のものはおろしニンニク。ピュアなニンニクはこうなるのが本来とのことらしいが、真意のほどは知らない。店名はご主人の出身地が宮崎県串間市だからだそうだ。

 味は一種類のみでトッピングが多少ある程度。食べたのはラーメン+煮卵(600円+100円)。薄目の白茶濁スープには透明な油と白ゴマが浮いている。店内は強いニンニクの香りが充満しているが、スープはそうでもなくて豚骨などの香りもしない。味は香辛料が効いた醤油・塩ミックスという感じでちょっと弱い。同様に細目の麺は柔らかく後半はダレてくるので、できれば硬め指定がよいだろう。

 具は、タレと同様の風味がするやや堅めのチャーシュー2枚、メンマ多量、ゆでモヤシ、味付け玉子2/2、青ネギ。モヤシは九州で良く目にする細いものを期待していたが、残念ながら普通の太さのもので、さっと茹でただけなので水っぽい。

 宮崎ラーメンをそれほど食べている訳ではないが、今まで食べたことのない味。自分は宮崎のラーメンが好きなのだが、ちょっとがっかりだった。



3月17日(日) 地元の蕎麦

 多摩の蕎麦・うどん本を見ていたら地元の「ひらの」が妙に美味しそうに見えて行ってみる。今日はいつもより混んでいてちょっと待ち時間が長いが、それも美味しい蕎麦への序曲と割り切る。

 食べたのは天もりそば(1300円)。天ぷらは大海老2本と野菜類で量が多い。ここの1つの特徴として、温かい天ぷらそばでも天ぷらが別盛りとなって抹茶塩で食べるようになっている。もちろんつゆに浮かべても良いが、個人的には抹茶塩で食べるサッパリ感がお薦め。

 蕎麦は相変わらずの風味・歯ごたえで喉越しも良く、鰹節が強めで甘さ控えめのつゆとの相性も抜群。あまり頼んでいる人がいないが、うどんは押し返すような歯ごたえと滑らかな喉越しがありこちらもお薦めだ。



3月16日(土) 地元

 昼は立川にて「宝華らぁめん 立川」。東小金井に本店があり油そばで有名である。こちらはその支店?として昨年12月にオープンしたお店で、メニューは本店と同様に油ソバ(ただし本店では宝ソバという名称)とラーメン(醤油・味噌)のラインナップになっている。本店は中華系のメニューもあるが、ココにはそれらはない。

 食べたのは油ソバ。食べたことのない人は写真を見るとよりわかってもらえるだろうか。油ソバとは、茹でたての麺を油・タレに絡めて食べるもの。丼の底の方にタレが2cmほど入っているだけなので、綺麗に盛られたカイワレ・ネギを惜しげなく取り崩して、麺、タレと充分にかき混ぜ、熱くないのでガーッと一気に食べるのがオススメの食べ方。好みによって酢やラー油をかけても可。(出典:多摩のラーメン 感動の100店)

 どちらかというと柔らかめの麺に多めの油と醤油ダレが絡み、カイワレとネギがまた良く合う。ソフトな歯ごたえで熱くない麺は一気に食すことができる。つけめんでは麺の量が1.5玉またはそれ以上となっているお店が多いが、油ソバは1玉なのが普通。なのでもっと食べたい人には油ソバのみ中盛(+50円)ができるのは嬉しい配慮である。(大盛は+100円)

 油ソバは武蔵野市・小金井市周辺で多く食べられてきた多摩地区独自の食べ物文化であり、それが多摩・西方面でも食べるチャンスが広がったことは有意義だろう。



3月15日(金) ラ

 昼は馬込の「醤屋」に行く。本当は違う時間帯に来たかったのだが、仕事の都合でどうなるかわからないので昼食時に参上となった訳だ。

 ここは店名のとおり醤油ラーメン3種(白醤油・生醤油・溜り醤油)が主でざるつけめんもあり、どれも醤油ベースとなっている。ラーメン店では醤油・味噌・塩のラインナップを取りそろえてあるお店もあれば、ここのように醤油一本で勝負するお店もある。特にここは同じ醤油ベースのそれぞれの味を充分に吟味をしたうえで醤油のみを提供していることを容易に推察でき、そんなところにもご主人の自信が現れれている。言い方を変えると「醤油使いの魔術師」といったところだろうか。

 食べたのは白醤油ベースの「白」(650円)。透明感のある透き通った薄い褐色のスープに薬味が数種トッピングされ柚子もごく少量配置されている。スープはダシの程良い風味と油・薬味のハーモニーが心地よく、醤油ラーメン大好きの自分にとってはたまらない。

 丼の半分を占めんばかりに鎮座したバラ肉チャーシューはジューシーで柔らかく程良い味付けでレベルが高い。夜は酒のつまみにオーダーすることが可能で、一枚ずつ暖めてから出してくれる配慮もうれしい。そういえばレンゲも麺茹での湯で暖めているので、スープの温度降下を抑制しているようだ。そんな細かいところにもご主人のセンスが光っている。

 開店当初に比べるとダシが変わっていたのは確かであるが、個人的印象では複雑系にややシフトした程度と感じているものの、基本線を大きく変えるものではない。もちろん以前の方が美味しいと感じる人がいても当然なのだろうが、こればかりは好みの問題なので何とも言えない。

 お勘定の際にご主人とちょっとだけ会話。なんでも21日のラーメン番組で紹介されるようだ。ここは場所のせいだろうか、味>お客さんの数の典型的なお店だと思う。ちなみに昼休みに行けるお店ではここが限界。なので行列があったならば間違いなくアウトなので、推したい気持ちとそっとしておいて欲しい気持ちが半々と複雑だ。もちろんお店のことを考えると当然前者なのだが、そうなると一層足が遠のいてしまうかなぁ。(そうなる前にもっと足繁く通えば良いだけなのだが、、、。)


 夜は予想通りどこにも行けず・・・。(^^ゞ せっかくお誘いして頂いたにも関わらず、ご対面できずすいませんです。これに懲りずにまたお誘い下さいませ〜。



3月14日(木) 蕎・ラ

 昼は「芝大門 更科布屋」へ。お店のHPにも一部掲載されているが「店主の独り言」というメモ、今月は更科一門の重鎮「有楽町更科」の藤村和夫氏著の「蕎麦屋のしきたり」という本の話題。なかなか面白そうな内容のようなので買ってみようと思う。

 オーダーは生粉打ちそば(735円)で、本日の産地は長崎県対馬産。十割ならではの堅めで滑らかな食感と、しっかりとした蕎麦の風味。この場所でこの味でこの値段はがんばっていると思う。


 夜は新宿で途中下車して「康竜 新宿東口店」へ。お店のHPによると、本店が中目黒にあり首都圏には渋谷と横浜日ノ出町にもお店がある。博多ラーメンのお店で「一蘭」のようにカウンタと厨房がカーテンで仕切られていて味も近いものがあった。味はラーメン(750円)一種類で、麺の硬さ・味の濃さ・油加減・博多ねぎ・辛だれ・焼豚の量を指定でき、トッピングは追加焼豚4枚量・追加博多ねぎ・小フカヒレ・メンマ・煮たまご・有明のり・高菜ザーサイ・味付クラゲの中から4つを入れることができる。

 食べたのは辛だれなしであとはデフォルト指定、トッピングは追加博多ねぎ・小フカヒレ・メンマ・煮たまごにしてみた。白茶濁スープには透明な油が多めに浮いており、豚骨スープの風味がイマイチで全体的にしまらない印象。中目黒(本店)ってこんな味だったかなぁ?



3月13日(水) ラ・蕎

 昼は大門の「中華そば 集来」にてお決まりの手打ラーメン(550円)。今日のスープは煮干しが押さえ気味で、そのためなのか生姜が普段に比べて強めに効いている。麺は相変わらずの手打風平打ち縮れ麺で厚さにばらつきがあるのでモチッとプルッの両方の食感が味わえる。

 ここのスープは量が多いのと同様に、多くの人がオーダーしている手打五目ラーメンは、自分には具が多そうなので敬遠しているが、いつかは食べてみたいものだ。


 夜は月島の蕎麦屋さんへ。20時閉店なので短時間に飲んで帰るには最適のお店だ。ビール・蕎麦焼酎+蕎麦湯割りにつまみで飲んだ後に、もりそば(500円)。都内で値段が高くて良質な蕎麦を食べるのには苦労しないほどお店はあるが、値段が安いという条件では選択幅がぐっと狭まるなかで、ここはなかなかですなあ。



3月12日(火) う・ラ

 昼は新橋の「かめや」に後ろ髪を引かれつつ「古式手打うどん 新橋 さぬきや」。メニューはかけうどん550円から各種あり、店先では次々とうどんを打っている。食べたのはきざみうどん。670円という強気の値段設定の割にダシの風味が弱い。利尻昆布に香川産のちりめんじゃこを使用しているとのことで、じゃこが効いているといえば効いている程度で、どうもしっくりこない。うどんは打ちたて・茹でたてのはずなのだがコシがなく「いきいきうどん」の方がましかもしれない。

 「さぬき」をうたったうどんを食べる都度、イーハトーボの凄さがわかる。


 夜は疲れていたので早く帰りたくて、東京駅八重洲地下のラーメン激戦区”東京編”に行く。目的は「中華そば のりや」だったのだが行列があり、今日のところはどうも並ぶ気にならず他店へ。最近すぐそばに開店した「番外地 南口店」というのもあるが、それより至近距離にある「潘街粥麺専家」はその名のとおりお粥・ラーメンのお店で立ち食いスタイルのお店。白粥150円から、ラーメン類は380円からと安く、テイクアウトも可能。杏仁ソフトクリーム150円というのもあった。

 食べたのは煮卵麺(400円)。極細麺なのであっと言う間に出来上がる。透明醤油スープは鶏風味でややインスタントテイストながらすっきりしていて嫌いではない。が、麺を食べるとどういう訳か鶏の風味が飛んでしまう。麺の味・香りがスープの風味をかき消してしまうようだ。スープと麺がなじんでおらず、最後までそれが気になる。具は黄身がややゼリー状の味付け玉子1/1、ほうれん草、ネギと超シンプル。

 とにかく麺の風味が自分には合わなかった。坦々麺なら気にならないのだろうか。


(追記)
 トップページからここを辿って見に来ていただいている方はもうお気づきかもしれませんが、多摩のラーメン本に引き続いて、蕎麦・うどんの本が出版されます。早い書店では明日から店頭に並ぶようですので、見つけた方は是非お手にとって下さい。もちろん気に入ったら買って下さいませ〜!




3月11日(月) ラ

 昼は東銀座の「元楽」に久しぶりに顔を出す。背脂がたっぷり浮いたスープが特徴のお店で、蔵前に本店がありここをはじめ都内には支店が数店存在する。

 味は元らーめん(醤油)と楽らーめん(塩)がベースで、食べたのは元らーめん(650円)。半分に切ったゆで玉子は、時間が経つと味付玉子と見間違うほど濃い醤油ベースのスープ。表面にはお決まりの背脂が多量に浮いている。一見くどそうに見えるが食べてみるとそれほどでもないのがここの特徴だろうか。麺は硬めだがそれにしても硬くて違和感があるほどだ。前回はそんな印象でもなかったので、たまたまだったのかもしれない。



3月9・10日(土・日) 信州といえば蕎麦

 土日で長野にスキーに行く。関越の渋滞が激しくて花園までも異常に時間がかかってしまった。さらにラッシュが激しくなりそうだったので、軽井沢で一旦降りて佐久から再び高速へ。さすがに更埴の先からは空いていて、丁度良い速度で巡航していたスカGRとランデブー(バトル?)。ウチのオデ姫は直進安定性が良いことを改めて実感。加えて見た目はおとなしそうに見えるが、リミッターを体験できそうな力強いフットワークを持っている。先日九州で借りた*ーク2はフワフワでハンドリングもイマイチだったので、アクセルを踏み込むのが怖かったのに比べると段違いだった。

 野沢温泉スキー場は緩斜面と急斜面+コブの差が激しく、また、ゲレンデが狭い割に人が多いのでなかなか気持ちの良い滑りができないのがちょっと残念で、山頂付近の雪はパウダーの良質ながらも麓はシャーベット状ですでに春スキーの感覚だ。ゴンドラが立ち乗りで、一息つけないというのも個人的には「?」だった。

 宿泊は渋温泉。狭い小路の両側に40軒ほどの旅館がひしめくように並び建っている。小路には石畳が敷かれ、訪れた人たちが浴衣姿で闊歩(かっぽ)する下駄の軽やかな響きと、宿泊客だけが利用できる9つの外湯を楽しめるのが大きな特徴だ。通りには射的場もあり、イメージをくずさない温泉らしい温泉地だ。

 泊まったのは一乃湯 果亭という旅館。渋温泉では歴史がある宿として知られる金具屋の近くにあり、この地区が温泉地の中でも最も歴史が古いのだそうだ。2年前に建て替えたという綺麗で広めの部屋が12室と、小さめながらこざっぱりとしており、床をはじめエレベーターまで総畳敷きでスリッパ不要というのがうれしい配慮。(バリアフリーなのだそうだ) お風呂は最上階の4階にありもちろん露天風呂もあり見晴らしがよくて爽快感がある。接客サービスも丁寧で、食事は量も質もなかなかで満足度高し。そんな状況だったので至近距離に24時までやっているラーメン店があったものの、とても食べる気にならずにパス。

 日曜日の朝はゆっくりと旅館でくつろいでから、長野と言えばラーメンより蕎麦である。宿泊地からほど近い馬曲(まぐせ)温泉によさそうなお店があるのだが冬季は休みらしいので小布施へ。小布施と言えば先日訪れた「鼎」の印象がよかったのは記憶に新しい。浄光寺薬師堂のすぐ近くにある「浄光庵 笑鬼」(じょうこうあん しょうき)へ行ってみる。小布施町サイトのお店紹介では蕎麦は3種類に加えて温かいそばもあるように記述されているが、せいろの粗挽き・細挽きの2種類のみだった。(季節によるのだろう) 広い板の間の店内はBOSEから落ち着いたジャズが流れている。

 食べたのは2種が味わえる相盛り(1000円+税)。長方形の蒸籠に二山に盛られており、細挽きは蕎麦の風味が高く適度な歯ごたえがあり喉越しが良いレベルの高いもの。(十割らしい) それよりも目を引くのが粗挽き。少量の黒い粒々が練り混まれた挽きぐるみで短めなのは良く目にするが、表面に白い粒々がついているように見えて、かなり変わっている。(一九らしい) 風味よりも味で食べさせる蕎麦というか、表現が難しいが蕎麦好きには一度は試して欲しいかな。蕎麦湯は専用の猪口に注ぐことができるためか、それとも浄光寺薬師堂の御霊泉に多くの人が水取に来ているように、水そのものが良いのだろうか。とにかくスッキリしていて味そのものが良くて蕎麦湯も満足度が高かった。

 帰りの高速は早く出発したので全く渋滞なし。心地よい巡航速度の一団の中で走れたので、須坂長野東IC〜青梅IC(205.4km)の所要時間は1時間52分だった。行きは渋滞+高速巡航、帰りは高速巡航をしていた割りには9.3km/Lという燃費は立派だ。アクセルを踏み込まないエコランに徹したならば2・3割りは伸びるだろうから、ウチのオデ姫はご主人同様に小食なヤツだ。



3月8日(金) そ のみ(^^ゞ

 昼は大門の六文そば処にて、いかげそそば+玉子(270円+60円)。大きなかき揚げの中には1cmほどに刻んだゲソが多量に入っていてボリューム感がたっぷり。この手のお店で良くありがちな油の古さは全くなくて、むしろ新鮮な植物性の油が食欲をそそるほど。茹で麺のソフトな歯ごたえと、濃いめの醤油味はいかにもスタンドそばというスタイル。値段は少々高めかもしれないが、質の高さには納得だった。

 夜は久しぶりに社の飲み会で盛り上がる、、、が、仕事の話ばかりでおもしろくない。こんなことなら早く帰って昨日のお店の未食メニューでも食べた方が数倍良かったかもしれない。

 でもまあ、たまにはいいか。

 明日から長野へスキーに行くので、HP更新は早くて日曜日になりますので、あしからず。



3月7日(木) 地元のリニューアル店

 先日「特一富屋」のご主人から情報を頂いた「一番 あきる野店」へ。先日は看板は一番のままだったが今日は取り外されていた。だが、まだ新店名は掲げられていない。(ウワサによるとラーメン店らしからぬ名前になるかもしれないとのことだが、確認できなかったので旧店名のままとした。) 実食が今日になったのは富屋の定休日だから。別に気にする必要はないかもしれないが、連食せずに向かいのお店だけに行くというのがどうも引っかかっていたもので、、、(^^ゞ

 入口近くにある食券の自販機は声によるアナウンスとメニュー番号を入力するタイプで、「ラーメン二郎 八王子野猿街道店」と同じものだと思う。狭い厨房の中には目新しい製麺機が鎮座している。メニューは中華そば・とん塩らーめん・つけそばの3種類がベースで、従来のメニューはすでにない。自家製麺は2種類あり、中華そば・つけそばは太麺ストレートで、とん塩は細めストレートを使用しているようだ。麺の量は200gで大盛(300g)は無料というところに自家製麺店らしさが出ている。特盛(+100円)の食券を買った人に「かなり多いですよ」と説明していたので400gオーバーになるのだろうか?

 食べたのは中華そば(600円)。自家製麺の茹で時間が5分以上と長く、またご主人1人でやっているので待ち時間が長くなるのは仕方がないだろう。スープは茶濁で表面には節系の粉?や七味が少量浮いている。そんなスープと太麺との組み合わせの見た目は「麺屋 ごとう」のような感じ。太麺はあまり得意ではないが、堅すぎずモチモチ感よりキレの良い歯ごたえは好きなタイプ。スープは鯖節・鰹節の和風の香りが最後まで高く、煮干しを前面にしたスープとはまた違った方向性が感じられる。

 本当に200gあったのだろうか、と思わせるほどのレベルの高さで、この味が出せるのならばわざわざ一番の支店(FC?)でなくて良かっただろうに。それにしてもあきる野駅周辺はラーメン店が多くてちょっとした激戦区だったが、これで更に競争が激化しそうであるし、個人的には3店のどこに行こうか迷ってしまうという嬉しい環境になってきた。



3月6日(水) そ・う・ラ

 朝はかめや@神田のあつもり+玉子(310円)、昼はいきいきうどんできつねうどん(250円)と、最近のお気に入りパターン。いきいきではデフォはもう充分に味がわかったので味濃いめ指定にしてみた。確かに味は濃くなるがダシが弱いので逆に違和感がある。なかなか難しいものだ。揚げは大きいのが1枚で甘めに煮込まれたもので、あっさりとしたつゆに対して良いアクセントになっていた。


 夜、神田の「支那そば 八島」に行ってみると知り合いがすでに歓談中でご一緒させてもらう。前回・前々回とも酒+つまみのみでラーメンを食べておらず、そろそろ突っ込みが入ってもおかしくない状況なので、飲み過ぎないうちに支那そば。今日のスープは魚系が強すぎないながらもしっかりとした主張があって完食。それだけでなく酒もつまみにも大満足だった。今夜も癒し系のお店でしっかりとリラックス。



3月5日(火) ラ・ラ

 昨日は超ハードな一日でろくなものを食べなかった。もちろんラーメンもなし。

 今日の昼は銀座の「らーめん 勇」。入店時は行列がなかったが12時半になると5・6人が店外で待っている状態になる。食べたのは中華そば・アッサリ+味付玉子(750円+150円)。食べはじめに薫るスルメ?・生姜?の香りが心地よく、食べ進と他のダシに包み込まれてクセのないスープになる。味付けは薄目。それも初めて食べたときは自分にはしょぱくて食べられないような味だった(もちろん狙ったものだ)が、それに比べるとものすごく薄味、だけど飽きが来ないというのは計算しつくされたスープが成せるワザなのだろう。

 残念だったのが味付玉子。昼・夜限定なので売り切れが多くて食べられないことが多いが、今日はまだ残っていたのはラッキー。トロトロの半熟さはいい感じなんだが、二黄卵じゃなかった。(^^ゞ まあ、プルプルとした白身も美味しく、大ぶりな玉子には変わらないだろうから、気持ちの問題だろう。


 さすがに今日は早めに引き上げて「元がんこ三田」。昼のお店と同じくがんこ系のお店だ。両店ともスープには牛骨を使用していたものの、昨年9月の騒ぎ以降は未使用と張り紙がある。なのでお店のトレードマークである黒いお店+入口にぶら下げた牛骨もなくなり、こちらのお店は赤い提灯になった。そのおかげで以前は何のお店かわからなかった人達が、提灯にしてから来るようになったとは怪我の功名かな。

 食べたのは塩ラーメン(900円)。牛骨未使用になったとはいえ、その風味がメインでなかったこともあり鶏ガラなどを代用していてもそれほど風味は変わらないと思う。ご主人は「甘みが出やすくなった」と不満げの様子だが、個人的にはこれはこれでありの味かと。

 同じがんこ系のお店ながら、昼のお店とは打って変わってこちらはかなりしょっぱい。最初はダメだったがなぜか後を引く味で、突然食べたくなりもう何回来たことだろうか。そんなお客さんで、もし自宅が近ければ何らかの気遣いがあったかもしれない。



3月3日(日) 九州最終日

 (実際は3日分まとめて書いています。)
 今日は帰着日。せっかくだからちょっと食べて福岡から帰ることにする。レンタカーでまずは未食の地、佐賀へ。いろいろ候補はあったが一昨日食べたお店と同じ店名の「一休軒 本店」が気になり行ってみる。長崎のお店同様に歴史を感じさせる佇まいは、古さはあるが清潔感もある店内になっている。

 メニューの品揃えを見ただけで関連があることは明白で、スープ・麺茹でに羽釜を使用している点や、麺上げのザルや麺の上げ方そのものなどにも共通点が多い。帰り際に長崎との関係を尋ねたところ、ここでやっていたことがあるとのこと。つまり名のとおり本店になるので、長崎のお店は分類としては佐賀ラーメンと言って良いのだろう。

 食べたのはラーメン(550円)。スープは長崎より白濁が濃厚で豚骨の香りはほとんどしない。クリーミーで雑味がなくまろやかなスープなので、個人的には長崎より上品な印象だ。チャーシューもこちらの方がしっかりとしている。さすが本店。


 連食はできない体質なので2店目は北九州まで一気に移動するが、福岡ICから60km以上も離れていたとは完全に私の勘違い。おかげで紫川ICを降りたのが14時になったので、この時間帯ならば混雑もないだろう、という考えは甘かった。ICからほど近い「久留米ラーメン 魁龍 小倉本店」は店先に8台の駐車場があるが、数台が駐車場空き待ちの状態。片側3車線の広い通りなので、東京ならば間違いなく路上駐車が頻発すると思われるシチュエーションだ。車だけでなく人もお店の外に数人並んでいる人気店だ。

 ここは元々は久留米にあったお店ながら、現在はここ小倉が本店になっている。新横浜ラーメン博物館にも昨年から出店し、同時期に博多にもお店ができたようだ。店内の壁には有名人のサインがたくさん飾ってあり、雷文@町田の女将さんの一麺一心の書もある。

 食べたのはラーメン(560円)。かなり濃厚と聞いていたので、もっと粘性のあるスープかと思いきや意外にサラッとした豚骨スープ。食べ初めは程良い豚骨臭さがアクセントになり、その後はピュアな豚骨のコクが顔をだす。かなり時間と手間暇をかけてあることは推察できるが、惜しむべくは味付け、どうも私には濃すぎてしょっぱい。これが適度ならばかなりのお気に入りだったのに残念だ。実は新横浜は未食なのでその違いが楽しみになった。


 福岡空港にはレンタカーの返却時間をちょっとオーバーして到着したものの、運良く追徴はなし。約300kmのドライブは渋滞も迷走もなく無事終了。今回の出張はまれに見るラーメンの充実ぶりだった。こんな出張ならいくらでも行くのだけれどなぁ。今回の出張でお世話になった方々、ここをごらんになっているかは不明ですが、この場をかりてお礼を申し上げます。ありがとうございました!



3月2日(土) 九州2日目

(昨日の日記より)
> 飲んだあとでも胃にやさしそうなラーメンだった。
とはいえ、夜中に食べたせいかそれとも飲み過ぎなのかわからないが食欲がなく、朝・昼兼用を遅い朝食で済ます。中途半端な時間にお腹が空いたので何か食べようと銅座あたりをぶらつくと、「三八ラーメン 本店」があった。銅座店は食べたことあるが「本店」というキーワードとお店の外に薫る豚骨の香りにひかれて入店。本店といいながら銅座店よりかなり狭く小さなカウンタだけのお店で、女将さんともう1人の女性でやっているようだ。メニューは銅座店に比べると少なく、チャンポンはない。長崎のラーメン店の特徴ともいえるおでんの鍋が置いてあり、1つ110円(すじのみ130円)のタネをつまみに昼間から一杯やっているヒトもいる。

 食べたのは銅座店と同じくラーメン(500円)。白濁スープにやや褐色の脂・白ゴマが浮いていて、見た目も味も同じ。堅すぎない光沢のある麺のツルツル加減も同じで、煮込んだバラ肉も同様。お店の外の豚骨臭とは違ってクセのない一杯だった。

 お土産を物色しつつ近くの中華街をぶらつくと永興号製麺所というお店があり、お土産用の麺類を扱っている。この店名、どこかで見たはずと記憶をたどると「思案橋ラーメン」の麺箱に書いてあったのでここの麺を使用しているはずだ。


 夜は中華料理のお店(なのに広い座敷席なのが個人的には目新しかった)で宴会。二次会終了後、私をラーメン好きと認識している人達に連れられて「なりすえ」に行く。昨夜のお店と同様にここも夜だけ営業で敷居が高かったお店。麺類ではラーメン・チャンポン・焼そばと非常にシンプルなメニュー構成で、つまみではおでんの他に「謎」の品がある。

 すじぽん? 聞いたことがないメニューだし、お店のテントには「元祖」と書いているので味見。多めの脂身中心の牛すじを長時間かけて煮込んだもののようで、ゼラチン質が良く出ていて見た目と違い脂っこさがない。少量かけてあるポン酢も程良くなかなかのもの。量の割に500円という価格は高いと感じるかも知れないが一度は試してみたいものだ。

 肝心のラーメンの方は醤油ベースのスープで、仕上げに注ぐゴマ油の風味がアクセントになっている。ダシそのもものの主張は弱いながらクセがなくスッキリとし、昨夜のお店同様夜だけの営業なので、こちらも飲んだ後に立ち寄る人が多いようだった。


 
3月1日(金) 九州1日目

 本日から長崎出張。
 羽田空港へは品川駅から京急ルートにしてみたが、JRから京急の乗り換え時にSuicaが精算できないという嘘のような本当の話。なので目の前に羽田行きのホームがあるにもかかわらず、一度JR駅を出て改めて京急の切符を買わなければならず、とんでもない遠回りになる。今日は良かったが急いでいる時は使えないなぁ。

 そんな訳で空港行きの電車を1本見送ってしまい、次までちょっと時間があったので京急品川駅1番ホームにあるスタンドそば(一部テーブルあり)「えきめんや 品川店」の中の様子をうかがうと、揚げ物類はお店で揚げているようなので入店して天玉そば(410円)にしてみる。濃い醤油色のスープはしょっぱめで甘みもあり、茹で麺との組み合わせは正当派のスタンドそば。具の天ぷら(実際はかき揚げ)は衣の割合が多めながら、桜エビの香ばしさがアクセントになって全体のレベルを引き上げているような印象だった。丼が陶器製だったのがスタンド店にしては珍しい?かな?


 通常運賃よりも安い特割+豪華な席で快適に長崎入りし、とりあえず昼食は駅前・バスターミナル裏の「一休軒」。長崎に来た際はほぼ毎回立ち寄っているお店だ。前回訪れた際は、名物のおばあさまが麺茹でをしていなかったのでその心配と、柔らかかった麺に対する不満が印象に残っている。入店すると厨房の中の店員の方々は前回と同じだったので、小・玉子の硬麺(570円)。硬麺というほど硬くはないが、ピュアな豚骨スープとの違和感はない。今日のスープは豚骨の臭みと旨味がそれぞれ出ており、食べ始めと終盤の印象がかなり違う。これは前回感じなかった味で、これが本来の味なのか前回が目指す味なのかはわからないが、スープまでしかっり飲み干した。


 夜は思案橋横丁で飲んだあと、近くにある「とりとん亭」へ。ガイドブックの写真を見る限りでは透明醤油スープで以前から来たかったのだが、営業時間が夜のみなのでなかなか実現できなかったお店だ。しょうゆらーめん(500円)の見た目は予想どおり。スープはダシの素材が強調されたものではなく、ショウガがよく効いているのが印象的だ。味付けも濃くないのでさっぱりとしており、東京で例えるならば「いすず」を薄味・脂少な目にしたような感じ。

 営業時間が朝4時までと、飲んだあとでも胃にやさしそうなラーメンだった。


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