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 Man太郎の日記風ラーメンメモ
【2003年1月分】
今月の実食数 ラーメン 17杯 (新規店 7店)
蕎麦 16杯・うどん 4杯

今月の自分勝手なラーメン好み度です

【また行きたい】
(6杯)
まるひろ八島醤屋特一富屋
元がんこ三田共楽
【おいしかった】
(10杯)
一番りょうたん亭SHOZOめんりき
太夫集来あたり屋麺楽くじら軒新宿
武盛
【まあまあかな】
(1杯)
むつみ屋 あきる野 
【もう行かない】
(0杯)
  

1月30日(木) 
 神田西口商店街にある「かのや」は新宿西口にあるお店と同系列。「うどんは手打讃岐うどん、そばは歯ごたえのある五割そば、無添加無着色」などと書いてある。つゆはうどんは讃岐風、蕎麦は関東風と別になっているようだ(うどんを関東風のつゆで食べることができるようだ)

 うどん・そばともかけが260円から。五割そばよりはうどんに惹かれたので、かき揚げうどん(400円)。極めて透明で薄いつゆは、いりこは感じないもののきちんとダシが効いている。うどんは弾力性にやや欠けるがしなやかで上品。揚げ物は次々と補充されているので、揚げ立てに近いものが食べられる。ただし個人的には油の香りが合わないか。



 月島の「蕎羅」の夜の部へ。まずはそば味噌と鶏やきにビール。蕎麦焼酎の蕎麦湯割りに切り替えて、せいろそば・うどんをつまみに呑む。蕎麦も風味が高くしっかりとした食感ながら、つまみとしては弾力のある歯ごたえのうどんに軍配が上がるか。つけ汁をつけずにそば味噌で食べてるとまた一興だった。

 20時が閉店なので場所を移して、徒歩5分ほどの「ひょうきん村」へ。店名からは想像できないくらいにしっかりとしたつまみを堪能できる。前回同様にインドまぐろ能天とろぶつは千円と高めながら、通常のトロよりも脂・味が濃い。こりゃ日本酒も進むわ。直前に訪問店のご主人や知り合い達も合流し会話もはずみ、とてもいい気分で帰宅。



1月29日(水) 
 銀座の「武盛(たけもり)」へ。昨年11月にオープンし、東京らーめん VS 横浜家系と銘打っている。東京・横浜それぞれのラインナップが多くて書ききれないほど。

 東京らーめん:醤油味は背油入りコクまろ・あっさり・とろみが基本。その他は塩・味噌・すりごま坦々麺。つけ麺もある。
 横浜家系:とんこく醤油・味噌・塩に、スタミナ彩、白ねぎ・赤ねぎ・青ねぎというのも気になる。
 サイドメニューも充実しており、チャーシューごはん、味噌豚そぼろごはん、納豆キムチごはん、明太子ごはん、おろしなめたけごはん、じゃこおかかごはん。女性にはデザートサービスとも書いてあった。

 食べたのは東京ラーメン・醤油・あっさり(600円)。透明感のある醤油スープは鰹節などの節系の風味が主体で、さっぱりとしている。麺は細麺でやや弱くダレやすいが、早めに食べてしまえば気にならないかな。ベースのスープがしっかりしているので、バリエーションのある他のメニューもおもしろそうだ。昼食徘徊店候補になるか?



 飲みでは江東区の「大衆酒蔵 Y(仮名)」。日記に何度か登場しているが実名は控えているので今回も同様。新鮮な刺身類に鮪のねぎま、じゃがバターなどを食べながらホッピーが進む。相変わらず焼酎が濃いのですっかり出来上がってしまった。

 その後「支那そば 八島」に顔を出すも、帰宅時間が押し迫っていたため、麻婆豆腐とキープ黄八丈をちょっとだけ飲んで短時間でお店を後にする。



1月28日(火) Deep!
 昨日行けなかった蕎麦店(今後は便宜上「M亭(仮名)」と記述することに)は、待ち4人で10分ほどで入店と前回並みの混み具合だ。前回は少量だったのでもりを増量して、かけ蕎麦一杯・もり蕎麦二枚(500円+600円)。周囲のお客さんもそれが一般的な注文のようだった。

 前回と同様にまずはもりが出されるのはこの店の流儀なのだろう。蕎麦の風味が高い上に適度な歯ごたえがあり、何もつけずに一枚食べきるのは極めて容易だった。二枚目は鰹節が強めに効いたすっきりとしたつけ汁をつけて食す。これだけ風味が高い汁だと生半可な蕎麦では負けてしまうだろうが、ここは両者の調和がとれている。この蕎麦にしてこの汁あり、計算され尽くされた逸品だと思う。

 二枚食べきったところで、うっかり薬味を使い忘れてしまったことに後悔していると、かけが出来上がった。蓋を取ると湯気とともに鰹風味が立ち上る。椀の中はつゆに浸った蕎麦のみで具・薬味は皆無。別皿で刻み葱がついてくるものの、途中から違った味を楽しむ、または飽きさせないために使えばよいのであって、最後までこの味を楽しみたかったので前回同様に不要だった。

 お品書きはカウンタ席の背面にしかないので気づかなかったが、かけ蕎麦の単位は木へんの椀、そばがきは石へんの碗と使い分けている。確かにかけは蓋付の木の器で、そばがきの器は陶器製。どうでもいいことかも知れないがそんな細かなところにもこだわっているお店って好きだなあ。

 昼の蕎麦も大満足なのだが、蕎麦店ならではゆったりとした楽しみ方もしてみたいもの。営業時間はきびしいが、ぜひ実現させたいものだ。

(追記) ここのお店だけはもり・かけ何杯食べても、実食数は1としておくことに。




 夜は知り合い達と王子の「平澤蒲鉾店」に飲みに行く。仲間内では有名なのだが自分は初。王子の商店街内に練り物などを販売する本店があり、ここはその素材を使用したおでんなどを提供しているのだそうだ。基本的には立ち飲みだが、たまたま奥の座敷があいていたので居座ることができた。

 おでんはこぶ30円からたこ250円まで35種類ほど。練り物類は100〜160円と多くて安く、聞けば本店で素材として販売している練り物類と同一価格なのだそうだ。おでん以外にも鳥かわやにこごりなども揃えてある。こんな価格でもうけはあるのか?と、お客側が心配しそうなラインナップだ。まあ本店のアンテナショップとしての存在が大きいのかもしれない。入店〜退店までカウンタはほとんど空きがなく、店先の臨時席(?)まで使用している。

 比較的薄めの味付けは、素材の持ち味を前面に出している。薄味だが関西系とはまた違い、素材から染み出た味も加わった、ここならではの味付けだと思う。よこづめという聞いたことのない素材は、きんちゃくにはんぺんを入れ、蒸してから煮込んだものなのだという。事前に聞いていたのでわかったが、こんな食感のはんぺんは初体験。そのほかも驚きがいろいろで語りつくせない。

 単に安いだけならここまでお客は寄り付かないだろう、味もさることながらお店の方々も愛想が良い。人気の片鱗が垣間見えたような気がする。



1月27日(月) そ・ラ
 17日に行った大門の蕎麦店に再度行きたかったのだが、午前の仕事が長引いてしまい、昼休み20分では無理。なので会社から至近距離にある座麺へ。蕎麦そのものはそれほどレベルの高いものではないので、具に頼った品をオーダーをすることが多い。今日は冷たい雨が降って寒かったので、カレー南ばんそば(750円)で暖まることにする。

 カレーは蕎麦店にしては粉っぽくなく香辛料が効いているのが好み。ただし味が濃いので、ランチタイムは無料の生玉子を溶かしいれた方がまろやかさが出る。とろみがついているので最後まで熱々で、身体の芯からポカポカとなって午後の仕事へ。



 夕方になっても雨はやまず強さは増している。こんな時は思い切って行列店に行くと普段より早く着席できる可能性はあるものの、どうもそういう気分ではない。逆に雨に濡れないお店ということで、「くじら軒 新宿店」へ。

 ご存知の方も多いだろうが、本店は横浜・センター北にあり超行列が絶えない。学芸大学・小樽に引き続き3店目の支店として昨年11月に新宿マイロード7Fレストラン街「グルメストリート」に出店したお店だ。

 味は、らーめん(薄口醤油)・支那そば(濃い口醤油)・塩らーめんが基本。具のバリエーションでバラそば・チャーシュー麺がある。本店にはパーコラーメン・特製スタミナラーメンなどがあるが、それらはないようだ。

 食べたのはらーめん(700円)。店内のキャパは20席ほどで食べていない人も多いが、細麺のせいだろう、比較的早めに出てくる。見た目も味も、自宅から横浜まで往復3時間・行列1時間かけて食した本店とほとんど変わりない。ダシもさることながら味付けにも独自さがあり、他店では食べられない味。これだけのキャパをこなしつつもレベルの高いラーメンを提供しているのは凄いことだと思う。

 19時頃で常に20人ほどの行列があったが、並び始めてから退店まで40分ほどで本店に近い味を食べられて敷居が低いというのはオススメ。ただし座る場所によっては、ガラス張りで行列している人から丸見えになってしまう。その視線が気にはなるが、背後に並ばれるよりはいいか。



1月26日(日) 群馬の蕎麦・うどん
 日帰りで沼田の尾瀬岩鞍スキーリゾートへ。沼田IC(が出口渋滞のため一つ手前の昭和IC)から40kmほど一般道を走らなければならず、自宅からは2時間半ほどかかるが、ここはその名のとおりスキーのみでボードはNG。そういうゲレンデが少なくなってきたが、やはり集客の点では問題があるのだろう、3月からいよいよボードが解禁になるとのこと。

 スキーは午後早めに切り上げて昼食。群馬ではラーメンよりもそば・うどんの方が有名なので、渋川で途中下車して「蔵屋 夏炉冬扇庵」というお店に行ってみる。読み方が難しいが「かろとうせん」、夏の火鉢と冬の扇のことで、季節外れで役に立たないもののたとえのようだ。何とも意味深な店名である。店内にいくつも置いてあるアンティークな箪笥や時計のことを指しているのか?

 冬の扇のごとく冷たいメニューの方が蕎麦・うどんそのものの味がわかりやすいので、半分ずつ食べられる相もり(700円)にしてみる。蕎麦は一定範囲で切り幅にばらつきがあり、いかにも手切り。粒々が練りこまれているので甘皮の挽きぐるみなのかな。風味が高く歯ごたえが強い。食感は二八と田舎の中間のような感じだ。うどんは太い。その割にはコシがなくモチモチさもなく、ベチャついた感じであまり好みではなかったので、蕎麦のほうがおすすめかも。お店のレポートはこちら



 ラーメンで気になったお店があった。沼田ICを尾瀬方面に向かった国道沿いに「八番山 ばりきや」が出来ていた。一風堂の河原成美氏プロデュースのお店で、都内にはまだないが群馬などには数店あるらしい。関連サイトはこちら、公式サイトはこちら



 先週に引き続き高速道路中心の走行となり、渋川で給油したところ525km・53Lで、ほぼ10km/Lと最近にない高燃費だった(かなり踏み込んでいたはずなのだが、、、謎だ) V6の3,000ccでこれだけ走ってくれるとありがたい。優−低排出ガス車(☆☆)だから自動車税が25%減税というもの大きい。



1月25日(土) 青梅
 青梅の「つけそば屋 麺楽」へ。ランチタイムをややはずした時間だったので、お店に行くまでにある数店のラーメン店はお客さんの入りが少ないように見えたが、ここは別格で満席5人待ち。基本的には順番に着席するように誘導される訳だが、場所柄家族連れが多くテーブル席を希望するお客さんがいるため、カウンタの少人数席が優先となる。ご主人が店外に出てその点を懇切に説明しながら誘導しているのは良いことだと思う。

 メニューは開店当時と比べてほとんど変わらず、味玉(100円)が増えただけ。それだけ味に自信を持って提供しているということなんだろう。初来店した際はつけ麺を初めて食べる人も多く、スープ割りはお店側から説明することが多かったが、今やそんなことはない。食べ終わるとお客さんからごく自然とリクエストがかかる。

 食べたのは味玉入り・辛さ・酸っぱさ抜き(700円)。つけ麺は麺を楽しむ料理であってラーメンとは一線を画すものだ。それだけ上質な麺が必要となる訳だが、ここの麺はつけだれを浸けると完成された味わいになるが、シンプルに麺だけを食べても小麦の風味が楽しめてこれも一興。日本蕎麦との共通点も多いのかな、研究され尽くした麺という印象がする。これほどこなれたお店が開店してから1年経っていないのには驚きだ。

 個人的には麺の量が多いのだけが難点なのだが、もちろん少な目のオーダーも可だ。



1月22〜24日(水〜金) まとめ
 最近多いなぁ、まとめアップ。

 そばは東京駅の「ひとつぎ亭」
 八重洲北口・中央口の中間(1F)にあり、見た目は路麺ながら価格は座麺に近い。天ぷらそば(470円)は、生麺だと思うが茹で置きのせいもあって風味・食感・喉越しともにイマイチ。かき揚げは自家製ながらボリューム・風味がイマイチ。つゆもこんなんだったかな? 路麺でたまたま椅子が置いてある、というのがわかりやすいか。



 ラーメンは、新橋の「九州ラーメン あたり屋」にてラーメン(650円)。
 前回同様BGMは村田英雄。「博多生まれで玄海育ち〜・・・」とご当地の曲が流れてもはラーメン店としては違和感があった。博多にしては加水が高めなのかな、細麺なのだがどうもしっくりしない。白濁スープは博多系と言ってよいかもしれないが、インパクトがない。替え玉(150円)を追加注文している人が多いようだったが、トータル800円という価格はどうなんだろう。


 一店は銀座の「中華そば 共楽」
 中華そば(600円)を通ぶって「そば」とオーダー。昨年終わりごろからホール担当の女性が変わって、最初はおぼつかない点もあったが飲み込みが早いのかな、安心感が出てきた。今日のスープは魚も感じるが油の風味も強く、自分は許容範囲だったがダメな人がいてもおかしくない状態。チャーシューも硬い部分が多くてちょっとハズレ。まあ、こういうこともあるよね。

 東洋水産からお店の袋入りラーメンが発売された、と店内に告知してあった。(半生タイプで180円) お気に入りのお店なので再現度が気になるところだ。



 飲みでは大門の「秋田屋」
 今日は店外の立ち飲み客が多い。風もあって絶対温度が低いはずなのだが賑わっている。入れ替わりが早いのでテーブル席に着くことができた。名物・たたき(通称だんご)220円/本は1人1本のみ。喉仏(軟骨)のミンチを棒状にし、独特の醤油ダレを付けて炭火で焼いたもの。焼トン類(320円/2本)は塩加減に濃淡があるし、焦げ目の多い部分もあるがそれはそれで許せてしまう独特な雰囲気がある。熱燗をしこたま飲んでいい気持ち〜♪ で無事帰宅。



 今のところはまだ仮ですが、TVのラーメン・蕎麦・うどんの放映予定を書き込む、こんな掲示板を作ってみました。更新が大変そうなのでいつまで続くかわかりませんが、暫定的ながら参考になればと思います。



1月20・21日(月・火) まとめ
 昨日は日記をアップできなかったので2日分まとめアップ。

 ラーメンでは大門の「中華そば 集来」にてお気に入りの手打ラーメン(550円)。相変わらず混んでいて、行列8人約10分待ち。麺が二種類あるので注文の種類によっては出てくる順番が大幅に変わることがよくあるのだが、今日は約10分と順当なところだろう。

 煮干しが良く効いた相変わらずのスープは熱々で風味が高い。これだけ高温なのにもかかわらず和風の風味が飛ばないのが不思議なくらいだ。手打ち風で厚みが不均等の平打ちはモチッとした食感とツルッとした舌触りの両方が楽しめるのでお気に入り。



 路麺は神田東口の「かめや」でいか天そば(390円)。かけが250円なので140円相当になるいか天は、小さめながら厚みがあってサックリと揚がっている。つゆの風味と生麺の組み合わせが良く、揚げ物との相性も良い。



 飲み屋では三田の串揚げ「たけちゃん」。ソース二度漬け厳禁というのが関西らしい。立ち席カウンタと小さめのテーブルがあり、奥には普通のテーブル席が4卓ほどあるようだ。セット(串8本)を食べたらお腹一杯。それでもまだまだ食材はあって1本80円〜200円と安価だ。壁にある固定メニューも良いが、厨房の壁に掲げてある紙札のメニューの方がおすすめかもしれない。

 サクッと軽めに揚がった衣と、甘めのソース。店内は揚げ物を主体としたお店とは思えないほどの無臭。多めに食べても胃がもたれないのは良質の油を使用しているからなのだろう。お店の雰囲気も良く、一人で来てもおかしくない雰囲気だった。22:30までやっているので、本当に一人で来てしまうかも。

【お店の情報】
 串揚げ たけちゃん
 港区芝5-20-19 (03-3451-0488)
 22:30まで営業




1月18・19日(土・日) 長野の蕎麦
 一泊二日のスキーで志賀高原に出かける。圏央道〜関越道〜上信越道〜長野道と昨年と同じルートながら、上信越道の4車線部分が増えたのでトラフィックがスムーズになった。途中ランエボとランデブー走行したことも功を奏して、3時間で焼額山到着と早くなったものだ。志賀高原手前の一般道は完全なアイスバーンで雪道走行を楽しみたかったのだが、渋滞がひどくノロノロ状態でほとんど遊べなかったのが残念。

 先週の連休に皆さん来てしまったのか、もしくはスキーブームの陰りなのかはわからないが、ゲレンデは予想外に空いている。ゴンドラ・リフトの待ち時間が少ないのでストレスなく滑ることができるが、今シーズン初滑りということに加えて歳のせいもあるだろう、急斜面を滑走すると足に疲れが来て2時間持たない(笑) なので昼からビール(略して昼ビ)休憩を2回挟んでしまった。雪質はこの時期ならではのパウダーで、2000m山頂では歩くとキュッキュッと雪が鳴る北海道並のレベルだ。



 宿泊は志賀高原への入り口に位置する上林(かんばやし)温泉の仙壽閣という旅館。(公式サイトはこちら) 昨年まで志賀高原に来る際に何度か利用したことのある奥志賀高原ホテルと同じく長野電鉄系になるようだ。館内はモダンな和風で、いたるところに飾られた絵画や書を見て歩くのも楽しい。5年前の長野オリンピックの際には天皇陛下が、翌年は皇太子殿下がお泊りになったのだという。

 温泉旅館の楽しみの一つであるお風呂が圧巻。壁から滝のようにお湯が流れ落ち、湯船からは常時お湯があふれて洗い場の方へ流れ出ているので、床が暖かく石鹸の泡も流されて清潔感がある。湯本の地獄谷から湧水量720L/分のお湯を引き込み、「かけ流し」と言うそうだ。貧乏性からすると何とももったいない気もするが、最近ありがちな循環式ではなく見ただけで自然温泉とわかる。露天風呂のうたせ湯が肩幅の範囲で不規則に流れ落ち、まるで有能なマッサージ機のようだ。お湯は極めて透明で硫黄の香りはあまりなく、口に含むと塩分を感じる。独特のぬめり感があり湯上りは肌がすべすべになるという、いかにも温泉らしいお湯だった。

 食事は地のものや新鮮な魚を中心とした懐石で、色々な調理が施されているがあくまでも素材の味を重視しているのが良かった。その中で出てきた蕎麦は風味・歯ごたえから自家製のように思う。接客も申し分なく、これで@\25K+酒代+税と個人的には高くないと思う。



 翌日は軟弱な我々らしく筋肉痛でスキーはなし(笑) 長野のラーメンもあまり食べていないのでそそるが、やはりこの地では蕎麦だろう。地元のガイドブックなどでは下水内郡豊田村がクローズアップされているので行ってみる。最寄は豊田飯山ICで、そこから細い国道、というよりは山道を進むと忽然と現れる集落の中に数件の蕎麦店が存在している。

 行ったのは「手打そば きたざわ」。開店時間の5分ほど前に着いたものの暖簾は掲げられているので入店。「自分の畑でとれたそばだけを使い、石臼挽きをした地粉にこだわった手打ちそば」などと薀蓄が書いてあり、今の時期は女将さん一人で切り盛りしているが、繁忙期はおばあ様が手伝うのだそうだ。

 メニューはざる・かけと天ぷら(野菜類の盛り合わせのようだ)しかない。ざるは平打ちの二八で、風味が高く適度な歯ごたえがある。量が多目なのがもう一つの特徴かな。つけ汁は鰹節中心の風味が良く出ているが、その他(鯖節?)の風味も感じるので、それを雑味と感じる人がいてもおかしくないかもしれない。

 かけは同じ蕎麦を使用しているものの、暖めてあるので硬さは緩むが、逆に蕎麦粉の舌触りを感じやすくなる。つゆは鰹節の風味は弱めで甘目の味付け。つけ汁と同様にこちらも好みがあるかもしれない。お店のレポートはこちら



 次は知り合いから教えてもらったお店へ移動(最寄は上田菅平IC)。「草笛 上田店」は本店が小諸にあり長野市内にもお店があるらしい。店内の様相は先ほどのお店と全く違い、広い店内にはたくさんの店員さんが行き来している。何でもくるみ蕎麦の元祖なのだとか、なのでもり蕎麦とくるみ蕎麦(500円+750円)。

 蕎麦は桶に入っている。随分と大げさな上げ底だなあ〜と思いきや、しっかりと底まで蕎麦で満たされている。たぶん普通のもりの3倍は余裕であるだろう。不揃いで平打ち中心の蕎麦は風味にはややもの足りなさがあるが、太さの割には異常に歯ごたえが強い。

 つゆは鰹節がしっかりと香り、甘さ少な目のすっきりとした好きな味。くるみはつけ汁にくるみペーストを混ぜてあり味わいが随分と違う。食べ始めはくるみが香ばしくて良いのだが、蕎麦の量が多いので、後半は飽きてきてペースダウンしてしまいがち。

 個人的印象では、蕎麦の量・硬さとくるみのこってりさがヘビー過ぎて、もり蕎麦の方が食べやすかった。ボリュームのあるお店を二軒目に選択したのは完全に誤りで、空腹時ならば印象が違ったと思われる。お店のレポートはこちら



 高速代はJHから発売されている「さわやか信州スーパー割引3Dayチケット」を利用した(1万円)。練馬・日の出〜松井田妙義ICまたは高井戸・河口湖〜小淵沢ICを出発地とし、長野県内各ICとの往復ができる(3日間有効)。リフト券15%引き、県内各施設の利用料割引、SAでのコーヒー2杯が無料サービスなどがセットになっているし、何よりは長野県内のIC間は乗り降り自由となっているので、2泊3日までの県内周遊には持って来いだ。

 ちなみに今回の移動は通常料金ならば、行き:日の出〜信州中野 \5,800、帰り:信州中野〜豊田飯山 \350、豊田飯山〜上田菅平 \1,650、上田菅平〜日の出 \4,850のトータル\12,650となるところが\10,000で済んだことになる。通行料金だけでもお得なのに加えて、リフト代が2人で\1,300引き、帰りの横川ICでコーヒー2杯 \500で、計\4,450割安となった訳だ。県内IC間を周遊するとさらにメリットが出る。旅行代理店などで入手でき、3月末までの限定となっている。



 話は変わって、コンビニで見つけた昨年12月に発売された長野のラーメン本(*)は、単にお店の紹介にとどまらず、佐野氏・武内氏の食べ歩きや地元店主との座談会など盛りだくさんの構成。県内100店が紹介されており、その中では県外と関連のあるお店が目だっていた。

 新福菜館@京都出身の豊龍、まる吉@世田谷の息子さんのまる吉、吉田家@伊東直系のよし家、一兆堂@横浜出身の一兆堂、大勝軒@東池袋で働いていたわいち、横浜からUターンしたこく壱、丸長@池袋からUターンした丸長、共楽@銀座暖簾分けの共楽、都内某店修行経験の麺喜亭、一風堂が展開するばりきや、喜多方チェーン店から独立の麺龍、胡月@別府唯一の暖簾分けの胡月、某店@荻窪で修行した高原亭など、長野にも新しい味が浸透しはじめているようだ。

(*)長野ラーメンドットコム(アペックスコーポレーション) 関連サイトはこちら。ちなみに全国のラーメンサイトも多数紹介してあって、ウチも載っております。



1月17日(金) そ・ラ
 先日下見をした蕎麦店にようやく行くことができた。見た目は狭いが奥行きがあるので圧迫感はない。カウンタ6席だけのこじんまりとした造りだ。BGMはなくオープンキッチンなので、水の音、食器が触れ合う音などご主人の仕事を身近に感じることができる。

 お品書きは背面にあるのみで、もり・かけ・そばがきのみで揚げ物などはない。量は少ないと聞いていたが初なので、もり・かけ1つづつにする(300円+500円)。

 もりは長方形の蒸篭にほんの少量盛られ、つゆはもちろん徳利に入っている。薬味は葱・大根おろしに山葵と一般的だ。まずは何もつけずに食べてみると、蕎麦の強めの風味が鼻に抜けていく。食感はちょうど良い硬さで瑞々しさがあるのが特徴的かな。つゆは鰹節の風味が強めで甘さなしの濃い味。蕎麦の先をちょっとだけつけて食べるにはちょうど良い濃さで好み。

 個人的にはおすすめの食し方は、1枚目は何もつけずに、つぎはつゆにつけて、最後の1枚は薬味で楽しむという3枚構成かな。量は推定50gほどなので小食の自分にも可能だ。

 かけは大き目の蓋付のお椀に入ってくる。薬味の葱は別皿で、具はなく名のとおりのかけそば。もりとは違い、ざらつきのある舌触りが特徴的。甘汁の方も鰹節の風味が強めで甘みは控えめの好きなタイプ。薄めの味付けなのは蕎麦そのものを楽しむための配慮だろうか、あっという間に完食。量はたぶん100g弱だろう。

 もり3・4枚またはかけにもり2・3枚というのが一般的なオーダーのようだ。酒・ビールにつまみ(塩辛・冷奴・とろろ芋・板わさ各300円)があるが、19時までの営業なので飲んでから最後に蕎麦という楽しみ方をするには敷居が高いお店だ。

 先日の日記にも書いたが、お店の詳細を記載していないサイトが多いので、ここもそれにならっておくことにする。場所はJR浜松町から徒歩2・3分のところにある。

営業時間:11:30〜14:00、16:30〜19:00(金は14:00まで)
定休日:水・土・日(祝も?)


 またもや良いお店を教えてくれた知り合いに感謝。



 夜は「元 がんこ三田」へ、良く考えると今年初だ。軽くご挨拶をしてから中華そば・アッサリ味・やや薄(700円)。今日のスープは甘さが出たタイプで、ご主人は嫌いだろうが自分はこういうのもありかなと思う。ダシの風味が高く、硬めの麺とホロホロチャーシューも相変わらずで完食。

 以前の日記に記述したかもしれないが、寒さとともにワンタンメン(夜のみ・900円)が復活していた。今年は何度ここに来ることになるのだろうか。



 明日からスキーに行きますので、更新は早くて日曜日になります。美味しい麺に出会えるといいなあ。



1月15・16日(水・木) そ・そ
 なぜか突然超多忙になった。このご時世に仕事があるのは歓迎ながら、昼飯時間も十分にとれないのは食べ歩きに支障があるのでちと困る。帰宅も遅いので更新も遅れがちで2日分まとめてアップ。

 田町にある「丸長」。ラーメン好きならたぶん勘違いしてしまいそうだが路麺。駅から至近距離にあるビルのB1F、エンゼル街にある。(森永系のビルだからエンゼルという名称なのね、きっと)。

 かけそば230円から各種あり、食べた天ぷらそばは310円は、茹で麺ながら安価な部類だろう。味の方は特筆することもない普通の路麺だ。お店の人が元気が良くて丁寧な物腰だったのは評価すべきだろう。



 同じく田町(最寄り駅は地下鉄三田駅)にある「蕎麦 一心 たすけ」。かけが250円と前述のお店とあまり変わらないながら、こちらは生麺の茹で立てを提供している。比較対象であろう天ぷらそばは自家製の揚げ物(茄子、ゴボウ、春菊、かき揚げ、イカ、竹輪、コロッケ)から一品を選択することができて380円。加えてどれも大きくてボリュームがある。

 未食だった穴子天そばは450円。いつもそうなのかは不明だが、食券を差し出すと揚げるのに3分かかるという。蕎麦もそうだが揚げ物も揚げ立てが美味しいに決まっているので大歓迎。できあがりには時間がかかったものの、穴子天は一匹丸ごと使用してようで、半分が丼からはみ出している(推定25cm)。やや硬い食感があるので冷凍ものだと推察するが、ボリュームがあって熱々。おかげで口の中を火傷してしまった。

 かけ250円+200円という値段設定の割りには満足度が高く、どうもこちらに軍配があがるようだ。



 ラーメンの話題を期待して来ていただいた方には申し訳ない気もするが、今のところ冒頭にある理由でこんな日記になってしまった。まあ、更新しないよりはいいか。



1月14日(火) そ・ラ
 先日下見をした蕎麦店に行きたかったのだが、昼休みが短時間になってしまったので断念して、会社近くの路麺「三松」にてちくわ天そば(230円+90円)。特筆するところのないつゆに柔らかい茹で麺。揚げ物も揚げ立てでないし、良くある味だがなぜか満足度が高い。食べなれているせいなんだろう。



 夜は昼間の蕎麦店に行って見るとシャッターが閉まっている。昼だけの営業とは聞いていたが、本当に昼だけなのね。昼に行っても酒が飲めないのは本来のお店の良さがわからないだろうなあ、ちょっと残念。



 気を取り直して、会議室に情報を頂いた新橋の「ら〜あめん 太夫」へ。新橋西口通りからは小路を入るとはいえ、良く歩いているのに気づかなかったなあ、12/15オープンなのだそうだ。綺麗で明るい店内で厨房の中はご年配の男性2人。

 味は、味噌2種・醤油・塩とトッピングが数種ある程度とシンプルな構成だ。初来店なので一番安い醤油(700円)にする。透明感のある醤油スープは今流行の和風魚系は感じなく、オーソドックスな鶏ガラベースのようだ。

 麺は札幌味噌で使われるような中太縮れで、透明感のある多加水タイプ? 最初は歯ごたえがあるが、どうも伸びやすい麺のようで、味噌には合うかもしれないが醤油との相性には個人の好みがあるかもしれない。具もいたって普通。うすらの玉子が入っているのが珍しいが、酸味を感じて好みではなかった。

 全体的に非常にさっぱりとして食べやすいが、もう一つインパクトがあると良いかな。ただし丁寧に作ってあることは良くわかるラーメンだ。



 話は変わってお店のレポート数、これでちょうど900店になりました。大台まであと100か、少ないようで多いなあ。まあ今までどおりぼちぼちと食べ歩きます。



1月13日(月・祝日) 地元
 掲示板に情報を頂いた小作の「ラーメン めんりき」へ。以前は別のラーメン店だったが10月ごろにお店が変わったらしい。

 味は支那そば・豚骨醤油につけめん。またカレーライスもお店のウリのようだ。支那そば(500円)は八王子系ラーメンと書いてあり、そのキーワードには惹かれる。透明な醤油スープに刻み玉ねぎトッピング、麺は尾張屋製麺とその要素はあるのだが、スープの味は八王子系と言っていいのかは微妙なところだ。

 味見した豚骨醤油は白茶濁の綺麗なスープ。背油が効いた甘めでまろやかさがあり、中太麺の組み合わせ。個人的にはこちらの方が好きかも。



1月12日(日) 地元
 地元の「特一富屋」へ今年初。

 今年もよろしく!と醤油(600円)。サバ節などが効いた熱々の濃厚醤油に、旭川加藤ラーメン直送&熟成の少加水麺が硬めの食感、いかにもという旭川らしさが好みの味。

 開店してもうじき6年になるが、味も客数もすっかり落ち着いた。至近距離にはラーメン店がいくつもあるが、客数の落ち込みはほとんどないとのことだ。



1月11日(土) 高田馬場
 普段ゆっくり行けない高田馬場を徘徊してみる。

 まずは「俺の空」、年末のTV番組のランキングで1位になったお店。前年の一位が湯島の「大喜」で、TV放映後は激しい行列になったため敷居が高くなってしまった。こちらもかなりの行列だろうと覚悟を決めていたら、意外にも行列なし。と思ったらスープ切れで営業終了だった。店内にはまだ食べている人・待っている人もいたので、惜しかったのかも。

 次は「純連」。味噌しか食べていないので、今日の目標は醤油とチャーハン。こちらは営業はしているものの40人ほどの行列で、たぶん1時間はかかるだろう。次回期待。

 駅の反対側に移動して、「渡なべ」は営業終了済み。32位にランキングされた明治通り沿いの「素彰(もとあき)」は中休みかな、シャッターが閉まっていた。至近距離にある蕎麦「功徳庵」も営業していない。



 結局、「ヌードル SHOZO」へ。昨年9月ごろオープンしたお店。お洒落な造りで、1Fはカウンタ、2Fは座敷、3Fは予約が可能なのだそうだ。味噌・生醤油・マヨ豚骨に塩味のあさり麺、冷しあさりトマト麺と種類が豊富だ。

 その中から玉子入り生醤油麺(680円)。さっぱりとした醤油味に揚げネギの風味と甘さがよく出ている。麺の量も多くなく、飲んだ後にも食べやすい味だろう。



1月10日(金) う・ラ
 知り合いから教えてもらった「あっぱれ讃岐 新橋2丁目店」へ。12月24日にオープンした讃岐うどんセルフサービスのお店だ。相変わらず讃岐を名乗るお店の増殖ぶりが激しい。

 讃岐うどん・1玉+かき揚げ(200円+120円+税)。麺は冷凍のようだが、讃岐にしては柔らかい。つゆは鰹節などの風味はあるがいりこは感じない。讃岐うどんというより普通の関西風うどんかな。味見したざるうどんは硬めに仕上がっていたので、冷たい方が良いのかも。

【お店の情報】
港区新橋2−12−2 7:00〜22:00 日曜定休
旭王から新橋駅方面に向かい、日比谷通り渡ってすぐ右手



 あるお店を目指して方南町に行くも、途中で定休日だったことに気づく。まあほかにも未食店があるので行ってみる。「支那そば りょうたん亭」は浜田山の「たんたん亭」系列のお店だ。

 食べたのはワンタンメン(800円)。煮干しなどの和風魚系がほのかに香り、さっぱりしているがコクがある。チャーシューは周囲がピンク色の焼き豚で、硬めながら良質の肉なのだろう、かみ締めるごとに美味しさが湧き出てくる。薄皮につつまれたワンタンは肉がたっぷり。いかにも系列の味だった。

 これでたんたん亭系は全部行ったことになるのかな?



1月9日(木) そ
 知り合いから未食の浜松町の蕎麦店情報を得た。Webで調べてみると、なぜか住所はあえて記述しない配慮をしていたりと、謎めいた情報がヒットする。実態を確かめるためには、足を運ぶしかないでしょう。駅から歩いても苦にならない程度ながら、12/21〜1/13まで休業と長い休み。そもそも年末に営業しない蕎麦店というのは珍しいだろう。まあそれほど一般の蕎麦屋とは違うということか。期待が膨らむ。



 気分は座麺だったので、「芝大門 更科布屋」にて生粉打そば(700円+税)。新そば第一弾がニセコで、本日は第二段となる北海道斜里産。(大変懐かしい地名だ)

 見た目は普通のそばながら、箸で持ち上げるだけで強いコシだと想像がつく。また、ニセコに比べて蕎麦の風味が強い気がする。ここのつゆは甘みが強くあまり好きな部類ではないので、ちょっとだけつけて食べ進むので余計そう感じるのかも。(お店のWebPage



 夜は「支那そば 八島」へ行くと知り合いが数人。TVを見ながら歓談して盛り上がり、気づいたら帰宅時間で麺はなし。その後超ブルーになったが翌日解決。新年早々ついているなあ。



1月8日(水) そ・ラ
 今日が今年初営業の「醤屋」へ。定期的に通いたいお店のはずがどういう訳か4ヶ月もインターバルがあいてしまった。入店すると店内に6人待ちながら、席数が多いので思ったより短時間で着席。

 醤油好きの自分にとっては、一般的なお店では醤油味を優先するのだが、ここは白醤油・生醤油・溜り醤油というラインナップなのでいつも選択に迷ってしまう。もちろん全種類食べているがどれもそれぞれの特徴を持っているので甲乙(+丙)つけがたいのだ。迷ったときは初来店を思い出して、白(650円)にする。

 スープは強すぎないが主張がある。表現が難しいが繊細な中にしっかりとした方向性があって、食べ進むにつれてそれが増幅されていく。そのスープに白醤油ならではのふんわりとした甘さ、さらに薬味の香ばしさが加わった相乗効果が出ている。

 合わせる麺は硬めの食感で、柔らかくてジューシーなチャーシュー、歯ごたえのあるメンマなどどれもレベルが高いものの、単体では突出せずに微妙なバランスを保っているというのが個人的な印象。食べ終わる際の満足度はそこからくるのだと思う。



 路麺(の意味は昨日の日記参照してくださいませ)では、三田の「蕎麦一心たすけ」へ。味以外でここの特徴って何だろうと改めて観察すると、女性1人客でも入りやすい明るい雰囲気の店内かな。お店の方の丁寧さもそこにはプラスされている。

 かけが250円で、今日も天ぷらそば(380円)。自家製の揚げ物(茄子、ゴボウ、春菊、かき揚げ、イカ、竹輪、コロッケ)などから一品を選択するようになっていて、どれも大きくてボリュームがある。今日はかき揚げをチョイス。

 厚みがあって野菜中心の具がたっぷり。玉ねぎの甘さと少量ながらアミの香ばしさが特徴的。つゆは鰹節の風味が香り、甘さ控えめのさっぱり上品系。加えて生麺の茹で立てなので、好みもあろうが一般受けしているのだろう、個人的には好きな部類。ただし黒七味との相性はあまりよくない(笑)



1月7日(火) そ
 新橋の「そば屋・居酒屋 漸(ZEN)」は、以前は「そば八」というスタンドそば店(通称、路麺)だった。昨年10月ごろに変わってからは初来店となる。店内の厨房・テーブルの配置はほとんど変わらないが、椅子を配したので、通称、座麺になった訳だ。店員さんもいるので様相が違う。また自販機による食券制からオーダー時の前払いとなった。

 以前は自家製の生麺がウリで、茹でたてを食べることができた。現在は麺箱に袋入りの麺だったが、生/茹でなのかは見ただけではわからなかった。座麺でセルフでもないのに、もり・かけが250円という路麺並みの価格は良心的だ。

 食べたのはかき揚げそば(400円)。150円換算になるかき揚げは薄めのタイプで、野菜を多く使用しており少量ながら小柱も楽しめるのが特徴的。そばは生麺のような、蕎麦粉を感じる舌ざわりで適度な歯ごたえもあって悪くない。冷たいそばもたぶん上等なのだろうと想像ができる。これでつゆの風味が高くてもう少し薄めの味付けならばかなり好みだと思う。ここの甘汁は自分に合わないようなので、次回は冷たいそばを試してみよう。


 ちなみにそば八時代は、かけそば230円、かき揚げ+180円だったので、価格的にはほぼ同じ。場所はJR新橋駅烏森口から虎ノ門方面へ直進した「名代にぼしラーメン 一代」の並び、手前にある。



1月6日(月) そ・ラ
 初仕事。やや風邪気味の体調に加えて、昨日までのダレた生活に慣れきってしまったせいだろう、どうも調子がでないなあ。


 初そばは、新橋西口の「かめや」。スタンドそば店ながら生麺の茹でたてを提供しているお気に入りのお店だ。食べたのはかき揚げそば(340円)。かけそばが250円なのでかき揚げは90円ということになるが、それにしては分厚く、具もたっぷりでボリュームがある。揚げものは自家製だ。揚げたてではないがそれほど時間がたっていないようで、作り置きと呼ぶのはしのびがたい。しっかりとダシの効いたつゆに生麺らしい歯ごたえのそばは、いつもながらレベルが高い。



 区内での初ラーメンは「支那そば 八島」。今日から11時半から2時間だけ昼も営業するようになったのでその様子を聞いてみると、まだ知名度が低いのだろう、思ったよりお客さんが少なかったようだ。そのうちに待ちができる状態になるだろうから、昼行くのは今がチャンスかな。

 キープ黄八丈を飲みながらつまみいろいろ、シメは初心を思い出して支那そばにする。和風魚系が適度に効いたスープもチャーシューもいいですねえ。今年は何度ここに足を運ぶことになるのでしょうか。



1月5日(日) 本年初の新規店
 青梅(最寄り駅は小作)の「北海道ラーメンの一番」へ。従前より存在は知っていたものの初来店、今年初の新店開拓となる。

 一番といっても福生に本店のある系統ではなく、旭川・忠和にある一番の関連店らしい。確かに暖簾には旭川千葉ラーメン工場とあり、本店と同じ製麺所のようだ。味は味噌・醤油・塩に、バター・牛乳を使用したマキバラーメンにつけ麺とバリエーションがある。

 旭川なら醤油にするところながら、店内に充満する炒め野菜のニンニクの香ばしさに誘われて味噌ラーメン(650円)。挽肉とモヤシを中華鍋で炒めてスープを注ぐ札幌味噌ラーメンの作り方。出来上がりのスープは油が少なめで、炒めた風味よりも味噌の香ばしさを強く感じる。味付けは濃いが、いかにも熟成させた味噌を使用している印象だ。

 麺は普通の太さなので味噌に合わせるには細く見えるが、食べてみると少加水の独特のボソッとした食感で、よくある太麺のモチッとした麺とは印象が違うものの組み合わせは悪くない。シャキシャキとしたモヤシとうまさを引き出した挽肉、胡椒風味のメンマも良かった。チャーシューが味付けが濃い目の醤油ベースなので、味噌との組み合わせは難があるものの、ジューシーで上質だったので許容範囲だろう。

 スープも麺も札幌味噌とは違った旭川味噌ラーメンと言って良いだろう。オープンキッチンでは若いご夫婦(?)が必要最小限の言葉を交わしつつ、絶妙のタイミングでラーメンを作り上げているのも好印象だ。

 麺の硬さ・味の濃さ・油の量は調節可能とあるので、味噌なら味薄め指定が自分に合っているかな。でも次回はたぶん醤油を食べることだろう。



 今日で年末年始休みは終了し、明日からは通常のお仕事へ。一週間があっという間に過ぎ去ってしまった。この53倍が一年になるのか。なるほど一年があっという間に過ぎてしまうのも納得だね(笑)



1月4日(土) お気に入り
 昨日はめぼしいお店がまだやっていないので麺なし。

 今日は東中神の「まるひろ」へ。お店の外にはお客さんがいないものの中には5・6人待ちと相変わらず混んでいる。ご夫婦とも忙しい中で、クラシックが流れる店内。ピカピカに研かれたステンレスは気持ちが良いものだ。

 食べたのは中華そば+味付たまご(450円+100円)。透明感のある醤油スープは適度な魚系の風味で、甘みを感じる。食べはじめよりも後半にかけてどんどん味わいが深くなっていく。

 今年も自分が好みであるこの味にありつけてうれしい限り。



1月2日(木・休) 食べ初め
 立川にある百貨店の初売りに行ったあと、地元に戻って昼食場所を物色。昨年は年末近くに食べた「味麺 おがわ屋」が食べ初めだったが、地元では営業しているお店が少ない。

 なので「らーめん むつみ屋 あきる野店」へ。昨年秋から各店で異なる味を提供するというらーめんコンテストを実施していて、ここは、おろちょんらーめん(800円)。自分の苦手な辛い系の味だと想像できるのでパスして、素直にしょうゆらーめん(650円)。

 スープに濃厚さが足りないためか、タレの醤油味がとがっているように感じる。スープに厚みがないように思えてしまうのは否めない。セントラルキッチンのはずなのにどうしてお店によって味が違うのだろう? チャーシューはスモーキーな風味がアクセントになっていて良かった。

 基本的には好きな系統のスープなのでがんばってほしいなあ。月形本店で食べた濃厚スープが懐かしい。お店の公式ホームページはこちら


 
1月1日(水・祝日) 謹賀新年
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 昨年の感想などをこちらにまとめてみました。

 元日は毎年恒例となっている青梅の塩船観音に初詣で破魔矢を買ってから、煎餅などの和菓子が美味しい「つつじ屋」に立ち寄りお汁粉を頂くと決まっていて今年も同じルート。静かな年明けとなった。

 この日記も6年目に突入しました。よく続いているなあ、本人が一番驚いてます。


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